谷崎潤一郎: 细雪(上) 四

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谷崎潤一郎: 细雪(上) 四
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first published:『中央公論』1943年1月号・3月号
audio: https://www.youtube.com/watch?v=vkjtIzXxceA
desc: 在大阪船场坐拥百年老店、历史底蕴深厚的莳冈家,鹤子、幸子、雪子、妙子四姐妹交织出百态人情。小说如华美画卷,循着四季流转,细致描绘出昭和十年间关西上流社会的日常光景。

三女雪子是四姐妹中容貌最为出众之人,婚事却屡屡未果,年过三十依旧独身。幸子夫妇为此忧心不已、四处奔走,性格沉默寡言的雪子却对每一门亲事都无意应允,岁月便这般缓缓流逝。

はじめ幸子は、妙子と奥畑との最近のいきさつを雪子にも誰にも話さずにいたが、或る日又二人が散歩して夙川から香櫨園こうろえんへ行く途中阪神国道を横切ろうとすると、通りかかった阪国バスから雪子が降りて来て運悪く出遇ってしまったと云うことを、雪子は黙っていたけれども、そのことがあって半月も過ぎた時分に妙子から聞いた。で、そうなってから云わずにいて妙子が変に誤解されるようなことがあってもと思ったので、この間奥畑の訪問を受けて以来の事訳ことわけを語り、雪子ちゃんの縁がきまってからでよいので、急ぐことではないけれども、いずれあの二人は一緒にさせなければならないであろう、その時になったら本家の諒解を得るために雪子ちゃんにも一と骨折って貰わなければ、―――と、云うように話して雪子の顔に現れる反応を窺ったが、雪子は別段のこともなく物静かに聞いてしまってから、順序が違うと云うだけの理由で延ばすのなら、そんな気がねをせず、先に二人を一緒にしたらよいと思う、私は後になったところで打撃を受けもせず、希望も捨てはしない、自分は自分で幸福な日が廻って来るような予感があるから、―――と、それが皮肉でも負け惜しみでもなく取れるように云った。

最初,妙子和奥畑最近来往的情形,幸子对雪子、对任何人都没有讲。有一天,这对情侣散步从夙川去香栌园,中途横过阪神国道时,不巧迎面碰见了雪子,当时雪子刚下大阪国营公共汽车。她把此事放在心里,并未声张。过了半个月,幸子才听妙子说了这件事。这样,如果再不讲明,也许雪子会对妙子产生误解,于是幸子便向雪子讲了之前奥畑来访的情形。她说,他们的事并不急,不妨排到雪子的婚事定了以后,不过,早晚要让他俩结合。到那时,为了取得本家的谅解,还要请雪子助一臂之力。幸子一边解释一边暗地观察雪子,但雪子丝毫未有特别的表情,平心静气听完了这番话。雪子说:“仅仅为了不颠倒顺序就推迟他们的婚期,这顾虑大可不必。我认为他们不妨先结婚,我的事摆在后面,也不会遭受什么打击,更不会放弃希望。我倒是有种预感,幸运的事儿就要轮到我了。” 幸子看得出来,雪子既无讥讽之意,也无负气之心。

しかし当人はどう思っているにしても、姉妹の順で行かなければならないことだし、妙子の方はもう極まっているようなものだとすると、なおさら雪子の縁談を急ぐ必要があった。

不过,不管雪子怎么想,姐妹的顺序却不可逾越,既然妙子的婚事大体已定,雪子的婚事就更要抓紧了。

が、ざっと以上のような事情が彼女の婚期をおくらせた原因になった外に、もう一つ雪子を不仕合せにしたのは、彼女がひつじ年の生れであることであった。一般に丙午ひのえうまをこそ嫌うけれども未年の生れを嫌う迷信は、関東あたりにはないことなので、東京の人達は奇異に感じるであろうが、関西では、未年の女は運が悪い、縁遠いなどと云い、殊に町人の女房にはんだ方がよいとされているらしく、「未年の女は門に立つな」と云うことわざまであって、町人の多い大阪では昔から嫌う風があるので、ほんに雪子ちゃんの縁遠いのもそのせいかも知れないなどと、本家の姉は云い云いした。

但是,除了上述几种情况,雪子迟迟未嫁,还有一个原因,就是她是未年生人。一般而言,关东一带只忌讳丙午年,并无嫌弃未年生人的迷信,所以东京人也许会感到诧异;但在关西,人们都说未年出生的女子命途凶险,婚事乖蹇,特别是生意人忌讳娶为妻室,甚至有句谚语说 “未年女子莫站门前”;而大阪恰好是商贾云集之地,自古就有这种陋俗,就连本家的姐姐也老是嘀咕,或许这正是雪子迟迟嫁不出去的原因。

それやこれやで、だんだん兄や姉たちもそうむずかしい条件を出しては無理だと云うことが分って来、此方は初婚なのだから先方も同様でなければと云っていたのが、二度目の人でも子供さえなければと云い出し、次いで子供も二人までならと云い出し、年も二番目の義兄貞之助より一つや二つ上であっても外見がけてさえいなければ、と云うところまで折れて来るようになった。

雪子婚事曲折多艰,姐夫和姐姐们也渐渐明白了,一味坚持苛刻的条件是毫无自知之明的表现。最初他们提出的条件是雪子是初婚,男方也应该是初婚。后来才说,男方二婚也可以,只要没有孩子。继而改口说,孩子不超过两个也行。最后,竟降格以求到这种地步:年龄比二姐夫贞之助大一两岁也无妨,只要看上去不显老。

雪子は義兄達や姉達の意見が一致した時なら、何処へでも云われるままに縁づくと云ってい、それらの条件にも不服を唱えはしなかったけれども、ただ、子供がある場合にはなるたけその子供が可愛いい顔だちの女の児であってほしい、そうすれば自分が本当に可愛がることが出来るような気がするから、と云い、四十何歳と云う年の人を夫に持つのだとすれば、もうその人の立身の限度も大凡おおよそ見えていて、さきざき収入が殖える当ても少いことだし、此方が未亡人になる可能性も多いことだから、大した財産は要らないにしても、老後の生活を保証するだけの用意のあることが望ましいと云っていたが、この後の注文は本家や分家の者達も至極尤もなこととして、条件の一つに加えていた。

雪子对这些条件不表异议,她说,如果姐夫姐姐们意见一致,叫我嫁到哪里都可以。只是对方若有孩子,希望是位娟秀可爱的女儿,这样我自己也会真心疼爱她。她还说了,如果嫁一位四十来岁的丈夫,显然不能指望他有多大出息,也不指望将来收入增加,自己守寡的可能性也大,虽不要求男方家财万贯,至少希望晚年生活要有保障。本家和分家此后提择偶条件时,都将这作为重要的条件加了上去。

井谷の話はそう云うところへ持ち込まれた訳なので、大体に於いて此方の注文と余りかけ離れてはいなかった。財産がないと云うことだけが条件に外れているけれども、その代り四十一と云うので、貞之助より一つ二つ若く、従ってまだ将来がないと云う年ではない。姉の夫より年上でもとは云ったようなものの、勿論そうでなくて済めばその方が体裁がよく、それに越したことはないのである。そして、何より彼より一番よいことは相手が初婚であると云う一事で、これは、或は望めないことではないのかと諦めかけていただけに、最も此方の食指が動く1点であり、この先そう云う口はめったに見付かりそうもなく思えた。要するに、外に少しぐらい不満足なところがあっても、初婚の一事はそれらの総べてを補って余りあるものであった。それから、その人が俸給生活者であるとは云うものの、仏蘭西仕込みで彼の地の美術文学にも多少通じているらしいことは、恐らく雪子に気に入るであろうと幸子には思えた。と云うのは、知らない人は誰も雪子を純日本趣味のお嬢様とばかり取りがちだけれども、それは服装や体つきや言語動作から受ける表面の感じで、あれで実際は必ずしもそうでなく、現に今も仏蘭西語の稽古をしているし、音楽などは日本物より西洋物の方により理解があると云う風なのである。

井谷正是在这个时候来提亲的,大体上跟女方提的条件差不离,只是财产这一条不很够格,但只有四十一岁,比贞之助还年轻一两岁,将来并非毫无晋升的希望。比姐夫年长尚且可以,不消说,小一些的就更招人待见了。加之与所有对象相比,还有一个最大优点,即男方是初婚,正因为对此已不存奢望,所以这一点很令人动心,想来以后恐怕再难遇到这种机缘了。总之,即使有少许不尽如人意之处,未婚这一优势也大可弥补其不足了。另外,对方虽只是一个靠工薪生活的职员,但毕竟接受过法国的教育,对法国的文学艺术多少知晓一二,幸子估计雪子大概会中意的。不了解雪子的人,都认为她是纯日本趣味的姑娘,但这只是对其服饰、体态和谈吐举止等的表面感觉,实际上未必如此。其实,她现在还在学法语,在音乐等方面,与日本的作品相较,她对西方作品的理解要深刻得多。

幸子は内々MB化学工業会社にづる2を求めて、その、姓は瀬越と云う人の評判などを問い合せて見、外へも手を廻して調べて見たが、どの方面で聞いても人格について悪く云う人は一人もないので、まあこの辺が良い縁かも知れない、いずれ本家とも相談をして、と思っていると、今から一週間程前、突然井谷が蘆屋の家へタキシーを乗りつけて、先日の話はお考え下すったでしょうか、と云う催促と共に先方の写真を持って来た。例の井谷の畳みかけるような話ぶりなので、此方はこれから本家と相談をするところで、とは、いかにも悠長らしくて云い出せず、大変結構な御縁だと思って只今先方様のことを本家の方で調べているところですから、後一週間もたちましたら御挨拶に出られる積りです、と、ついそう云ってしまうと、こう云う話は早いに限りますから、その気がおありになるのでしたら、出来るだけお急ぎになった方がよくはないでしょうか、瀬越さんの方は毎日電話で「まだかまだか」と矢の催促で、兎に角僕の写真もお目に懸けて、ついでに様子を伺って来て下さいと云われましたので、ちょっとお立寄りしたのです、では一週間後にきっと御返事を、と、五分ばかりの間にこれだけのことを手短かにしゃべって、待たして置いたタキシーに飛び乗って、直ぐ又帰って行ってしまった。

幸子背地里走 MB 化学工业公司的门路,打听对这位濑越先生的评价,在外面也多方调查,无论哪一方面,都未听到对其人格有所非议,也许这真是一桩美满姻缘。幸子正打算过几天去和本家合计合计,不料一星期前,井谷突然坐出租车来芦屋了,催问那桩婚事是否考虑成熟,顺便还带来了对方的照片。井谷照例连珠炮似的说完了来意,幸子想如果说 “正要去和本家计议这件事” 岂不显得自己太拖拉,于是顺口说,自己认为这是一桩美满良缘,现在正由本家出面调查对方的情况,估计再过一星期,就能给您回信。井谷说:“这种事儿越快越好,如果府上中意,尽快进行岂不更好?濑越先生那边心急火燎,天天打电话催问我有没有消息,他求我好歹把他的照片送来府上过目,顺便来听个信,所以我瞅个空子就赶来了。那么,一个星期后,请一定给个回信。” 前后不过五分钟,简略说完了这件事,她就跳上候在外面的出租车,飞驰而去。

幸子は万事上方式に気が長い方なので、仮にも女の一生の大事をそう事務的に運ぼうと云うのは乱暴なと思いもしたけれども、井谷にしりを叩かれた形になって、行動の遅い彼女にしては珍しく、明くる日上本町へ出かけて行って姉にあらましの話をし、返事を急かされている事情などを打ち明けて云ってみたが、姉は又幸子に輪をかけた3気の長さなので、そう云うことにはひとしお慎重で、悪くない話とは思うけれども一往夫にも相談してみて、よければ興信所に頼んで調べて貰い、その上でその人の郷里へも人をって、などと、なかなか暇が懸りそうなことを云うのであった。

幸子凡事都是京都大阪风格,慢慢吞吞,何况这是女人的终身大事,赶任务似的处理岂非粗鲁?只是井谷急如星火地催促,一向行动迟缓的幸子,极难得地第二天就去了上本町。她向大姐说明了事情的梗概,并且说了对方急等回音。然而,大姐比幸子还要迂缓,对此类事格外慎重。她说自己认为这门亲事还不错,但还得和丈夫商量商量,再委托信用调查所做一番调查,然后,派人去他老家了解了解。这样一来,就很要一些日子。

で、本家がああ云うからにはとても一週間やそこらでは埒が明くまい、早くても一と月は懸ると見たので、何とかしてその間を引っ張って置く積りでいると、ちょうど約束の一週間が切れた昨日、又タキシーが家の前で停ったので、はっと思うと案の定井谷が這入って来た。此方が慌てて、昨日又本家の方を急かしてみましたところ、大体異存がないらしいのですけれども、まだ調べの行き届かない点があるから、もう四五日待って戴きたいように云っていますので、と、言訳しかけるのを皆まで聞かずに、大体御異存がないのでしたら、細かい調べは後にして、兎に角本人さん同士会って御覧になったら如何でしょうか、見合いと云うような形式張ったことでなく、私が両方を晩の御飯にお招きすると云うことにしますから、御本家の方達はおいで下さらないでも、此方の御夫婦がお附添い下されば結構です、先方は非常にそれを望んでおられるのですが、と、退きならぬように云った。

幸子想既然大姐这样说了,看来这些事个把星期无论如何也办不了,至少也得一个月。幸子正在考虑如何宽展期限,到昨天为止,约定的一周正好期满,又有出租车在家门口停下了,她才想起果然是井谷依约而来了。这一下幸子慌了,急忙向她解释:“昨天我还去本家催问过,看来他们大体上没有异议,但是他们说了还有些问题需要调查,务请再宽限四五天。” 没等幸子说完,井谷就抢着说:“只要大体上没有异议,那些芝麻绿豆的事儿以后再说,不管怎样,先让双方见见面怎么样呢?见面的形式不必太郑重其事,就算是我招待双方一起吃顿晚饭,即使本家的各位不能光临,您夫妇俩能够陪同出席就行了。对方也殷切希望这样做。” 井谷如此一说令人无法推辞。

井谷にしてみれば、この姉妹たちは少し思い上りすぎている、人が熱心に奔走してやっているのに、いつ迄悠長なことを云っていてどうする気だろう、そんな風だから婚期に後れてしまうのではないか、ちと眼が覚めるようにしてやらなければ、と云う腹があるので、なおさら押っ被せるように云うのであったが、幸子にも、うすうすその気持が分らなくはないので、ではいつ、と云うと、急なお話のようですけれども明日の日曜にして戴けると瀬越さんも私も大変都合がよいのですが、と云う。明日は先約がありまして、と云うと、では明後日と、直ぐ畳みかけて来るので、それなら大概明後日と云うことにして置いて、しかと4したところは明日の午頃電話で御返事申しますからと、そう云って帰って貰った昨日の今日のことなのである。

在井谷看来,她们姐妹未免过于骄傲,旁人为她们热心奔走,她们却老是这样磨磨蹭蹭,真不知她们是怎么想的,不就是那股傲劲儿使雪子婚事一误再误吗?井谷认为非要使她们醒醒不可,所以说话就更加咄咄逼人。幸子也多少察觉了她的用心,只好问道:“那么,定在哪天呢?”井谷回说:“也许太仓促了点,赶巧明儿是星期天,这日子对濑越先生和我都很合适。” “明天我已经有一个约会。” “那就定后天吧!” 井谷步步紧逼。“那么,暂且定在后天,等明天中午我再打电话跟您确定。” 幸子这样打发走了井谷。这是昨天的事。

「なあ、こいさん、―――」と、幸子は、引っかけてみた衣裳が気に入らないで、長襦袢の上をぱっと脱ぎすてて別な畳紙を解きかけていたが、ひとしきり止んでいたピアノの音が再び階下から聞えて来たのに心付くと、又思い出したように云った。

“喂!小妹!” 幸子在长衬衣上面试着披了件外衣,觉得不合意,便脱了扔在一旁,正准备打开另一包装盒,这时,楼下停了一阵的琴声又响起来了,幸子听着听着,似乎又想起了什么似的说:

「実はそのことで、難儀してるねん」

“真的,那件事也挺为难的。”

「そのことて、何のこと」

“哪件事呀?”

「今、出かける前に、井谷さんに何とか電話で云うとかんならん」

“今天出门以前,无论如何得给井谷打个电话。”

「何で」

“为什么?”

「あの人、昨日又やって来やはって、今日にも見合いさしてほしい云やはるねんが」

“她昨天又来了,希望今天就要相亲……”

「あの人、いつもそんなやで」

“她呀,总是这样性急。”

「正式の見合いと違うて、一緒に御飯たべるだけやさかい、そんなに堅苦しゅう考えんと、是非承知してほしい云やはって、明日は都合が悪い云うたら、そんなら明後日は如何です云やはるよってに、どうにもいやや云うこと云われへんねん」

“她说什么和正式的相亲有所不同,只是在一起吃顿晚饭,不要太拘泥形式,希望一定答应。我说今天不方便,她就提议改为明天,她这一说,我就再也无法推脱了。”

「本家はどない云うてるのん」

“本家怎样说呢?”

「姉ちゃんが電話に出て来て、行くのんやったらあんた等が附いて行きなさい、私が附いて行ったら後で引っ込みがつかんことになるさかいに云うねん。―――井谷さんもそれでええとは云うてはるねんけど」

“姐姐在电话里说,‘如果要去请你们陪着去,如果我们出面了以后就没有退步的余地了’,井谷也说我们陪着去就行了。”

「雪姉ちゃんは」

“雪姐呢?”

「さあ、それやがな」

“唉,她呀……”

「いやや云うのんか」

“她不愿意吗?”

「いやとは云うてえへんけど、………ま、昨日来て今日明日のうちに見合いしょうて、そない軽々しゅう扱われとうない云うのんが、ほんとうのとこやないやろか。何せはっきり云うてくれへんさかい分らへんねんけど、もうちょっとその人のこと調べてからでもええやないか云うて、何ぼすすめても行こう云うこと云うてくれへんねん」

“也没说不愿意,不过……哎,井谷昨天一来就要求两天之内相亲,雪子不愿别人那样轻率地对待她,不也有道理吗?总之,她没有向我讲明,我也不知道她的心思。但她说:‘再调查一下对方的情况以后见面不行吗?’ 不管我怎样劝说她也没说去。”

「そんなら、井谷さんにどない云うのん」

“那怎样向井谷女士交代呢?”

「どない云おう。―――何とかちゃんとした理由云わなんだら、何処までも追究されるにきまったあるし、………今度のことはどうなるにしても、あの人怒らしてしもて、この先世話して貰えんようになったら難儀やし、………なあ、こいさん、今日明日でのうても、四五日うちに行ってくれるように、一遍こいさんからも云うてみてえな」

“是啊,该怎样交代呢?如果说不出充分的理由,她一定会追根究底的。不管这件事情结果如何,要是惹恼了她,今后再想请她说媒可就难了……哎,这两天不去也就罢了,你去劝她一次,就说在四五天内去见一面,行吗?”

「云うてみることはみるけれど、雪姉ちゃんそない云い出したら、あかんやろ思うわ」

“我可以去劝劝,不过,雪姐已经把话说出口了,恐怕劝不过来。”

「いや、そうやないて。―――今度のんはあんまり急なこと云われたのんが気に入らんのんで、お腹の中は満更いややないらしいねん。味善あんじょ5云うたら承知するやろと、あたしは見てる」

“不,不一定。这门亲事只是对方催得太急了,她才不大高兴,内心好像并不讨厌。依我看你只要好好开导她,她会答应的。”

ふすまが開いて、雪子が廊下から這入って来たので、ひょっと聞かれたかも知れないと思いながら、幸子はそれきり口をつぐんだ。

隔扇门拉开了,雪子从走廊走了进来。幸子心想或许被她听见了,赶紧不再作声。

Footnotes#

  1. 食指が動く: 食欲がおこること、転じて物を欲しがったり、なにかをしたくなることをいう

  2. 手蔓:[名]依頼や交渉などの手がかりとなるもの

  3. 輪をかける: 程度をさらにはなはだしくする

  4. 確と:[副]はっきりとしているさま

  5. 味善う:[副]うまく

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永雏多氢菲
∴さて····どこへ行こうか?
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